黄金週間日記 2015年5月3日 
2015/05/03 Sun. 23:59 [edit]
前日に那覇入りをして迎えた遠征初日。
この日は首里城をメインに周辺の史跡群を巡ることにしました。
まずはゆいレールで首里駅へ移動。
首里駅で下車すると首里城よりも先に雨乞嶽(あまごいたき)へ。
読んで字のごとく雨乞いを祈願するための儀式場のようなもので、沖縄の各地に多く見られるそれらの場所は御嶽(うたき)と呼ばれるそうです。


すぐ近くには御茶屋御殿(うちゃやうどぅん)石像獅子があり、こちらは現在の首里カトリック教会の敷地内に設置されていたものを現地の崖崩れの恐れがあることからこの場所に移設されたのだそうです。

続いてメインの首里城へ。

首里城は丘陵地に東西に広がるグスク(城)で、西に隣接する玉陵(たまうどぅん)も含めた周辺の史跡と共に世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録されています。


首里城の建造物は琉球王国時代に交易のあった明からの影響を受けたものが多いのが特徴です。
ただ、首里城自体は幾度も火災に見舞われた歴史があり、そのたびに建て直されていましたが、明治以降は琉球処分によって政治の中心部の機能が失われ、陸軍の軍営地に、第二次大戦では米軍の砲火に晒されたため、現存として残ったのは石門と石垣だけとなり、現在建っている建物は復元されたものだそうです。


首里城の後は玉陵(たまうどぅん)へ。

玉陵は歴代の琉球国王とその家族を葬った墓で、破風墓と呼ばれる沖縄に見られる墓の形式となっています。



次は首里金城町石畳道へ。
首里城の南側にある石畳の道で、かつては全長4kmに及ぶ琉球国王時代からあった古道でしたが、第二次大戦の沖縄戦でほとんど破壊され、首里金城町にある二百数十mだけが現在まで残されたのです。

お次は福州園。

1992年に開園した中国式庭園で、那覇市の市制70周年と明清時代における琉球王国との交易指定港だった現在の中国福建省の省都・福州市との友好都市締結10周年を記念して建設されたもので、福州市との歴史的につながりの多い旧久米村(現:那覇市久米)があった当地に建設した経緯があるのだそうです。



お次は齋場御嶽(せーふぁうたき)



齋場(せーふぁ)とは最高位を意味するのだそうで、文字通り琉球王国における最高の御嶽とよばれる場所です。


近くには知念岬があるので、ついにで来訪してきました。



那覇市内へ戻って、夜は国際通りへ出向いて夕食。


観光客相手のため軒並み高いのはある意味困ったものですが・・・。

遠征初日はここで終了。
ホテルへ戻って2日目に備えます。
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