2013年8月14日 飛騨国を巡る旅24 白川郷の合掌造り集落・その9 
2013/09/19 Thu. 23:59 [edit]
荻町集落から対岸のせせらぎ公園へ戻ってきました。


ここで昼食を挟んでから屋外博物館・民家園へ入館します。

豪雪地帯にある飛騨地方には様々な形式の合掌造りがありますが、維持するためには多大な労力と人出を要することから近代に入ってからは産業構造の変化や過疎化など時代の流れにより消滅しつつありました。
ここ荻町集落でも半数の家屋が合掌造りから維持管理が容易な現代の家屋へ建替えが進んできたこととダム建設による集落の消滅など危機感から集落の対岸に飛騨地方にある廃墟となった合掌造りの家屋などを移築・保存するために1972年に「白川村立・白川郷合掌村」開設。
現在の白川郷合掌造り集落の保存運動の原点となったこの屋外展示形博物館は1983年に「白川郷合掌造りの里」へ、世界遺産登録を控えた1994年に現在の「屋外博物館・合掌造り民家園」に改称されました。

民家園にある建造物の内9棟が岐阜県指定の重要文化財となっています。

それでは中へ。

まずは合掌造り屋根の骨組み模型

東屋荘松屋 板倉。
ここはかたりべの館として利用されています。

中野義盛家 板倉。
県の重要文化財に指定されています。

水屋小屋。



水屋小屋の内部。


中野義盛家の主屋の裏手にある池。


この池は先ほどは行った水屋小屋にある水車に注ぎ込まれます。

次回は中野義盛家住宅へ入ります。
→次に続く。
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